子どもの頭痛
最近では、お子様の頭痛の相談を受けることが非常に増えてきています。
子どもの頭痛が増えている理由は、大きく3つあると考えています。
- テレビゲームなどを長時間やっている
- 顎が小さくなっている
- 筋力が低下している
それぞれの理由について説明します。
1.テレビゲームなどを長時間やっている
ここ数年感でテレビゲームというのは大きく進歩してきました。
皆様が子どもの頃にやっていたようなテレビを使ってのゲームだけでなく、どこでも持ち運び可能な小型のゲーム機の数も増えてきています。
テレビゲームで遊んでいる子どもたちは、長時間同じ姿勢で遊び続けていることもあり、肩や首回りの筋肉がかなり緊張しやすいのです。
また、小型のゲーム機は下を向きながらやることになるため、頭が前傾し、首や頭の筋肉にかなりの負担をかけています。
首や肩のまわりで血行不良が起こる → 頭の筋肉が緊張 → 緊張型頭痛
という、大人と全く同じ理由で頭痛に悩んでいる子どもが増えているのだと考えられます。
2.顎が小さくなっている
昔の子どもと比較して、最近の子どもは顎が小さくなっています。 これは食生活が深く関係しています。
最近の子どもたちは、ハンバーグ、カレー、スパゲティーなどの柔らかいものをよく食べています。お子さんの好きな食べものを思い出してみてください。きっと、柔らかい食べものばかりだと思います。
柔らかい食べものを食べ続けると、顎が大きく成長しないのです。
また、顎が成長しないことで、歯並びも悪くなってしまいます。
これにより、奥歯で頭を支えることができず、頭が前に倒れてきてしまいます。
その結果、首や頭の筋肉が緊張して頭痛を引き起こしているのです。
3.筋力が低下している
今の子どもたちは、昔のように外で遊ばなくなってきました。
昔の遊びと言えば、外で鬼ごっこやかくれんぼなどをしていたのに対して、
最近では前述したとおりテレビゲームやパソコンを使って遊ぶ子どもが増えてきました。
その結果、筋力が低下している傾向があります。
筋力が弱まると体が歪みやすくなり、その歪みが頭痛の原因となっているのです。
子どもの頭痛の改善方法
子どもの頭痛の改善方法も、実は大人と変わりません。
改善方法は2つ。
1つは、エクササイズによって、頭痛の原因である筋肉の緊張をほぐすこと。
特に長時間同じ姿勢でゲームをやっていたり、勉強を続けている子には
簡単なエクササイズを教えて、ちょこちょこ声をかけるようにしましょう。
(親が声をかけなければ、何時間でも子どもは続けていますからね)
そして、もう1つは歯列矯正やテンプレート療法で歯並びを変えること。
矯正ではできるだけ歯を抜くのではなく、歯列弓(歯並びアーチ)を大きくすることが望ましいです。そうすることで、顎を大きくして口の中を広くすることができます。
また、テンプレートを使用することで、下顎を前に出し、歯の噛み合わせを正し、前傾する頭を支えられるようにします。
大人と比べると子どもの頭は小さいですが、首や頭の筋肉も未発達ですので
筋肉にかかる負担は大人とさほど変わりません。
むしろ、子どもは語彙力、表現力がまだまだ不足していて、
親御さんに上手く痛みを伝えることができず
辛い痛みにずっとこらえている可能性もあります。
親御さんは子どもの様子を見て、しっかりと改善の手助けをしてあげてください。







